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2006/10/24

第3回「キャッシュフローで自分の未来をイメージする」

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【確実に成功させる起業のルール】
第3回「キャッシュフローで自分の未来をイメージする」
http://www.jiyugaoka.jp/kigyou/index.htm
公認会計士・税理士 矢田慶來

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 こんにちは。
 公認会計士、税理士で、ビジネスコーチの矢田慶來です。
 さて、今回は、「キャッシュフローで自分の未来をイメージする」という話をさせていただきます。

起業では、キャッシュフローが大切です。
もし、支払資金がなくなってしまえば、あるいは、生活資金さえ稼げなくなってしまえば、その事業は破綻したと言えます。
それは、ビジネス・モデルの失敗です。でも、予算というシミュレーションを行うことで事前に失敗に気づくことができます。


ここで、起業のシミュレーションを考える前に、身近なキャッシュフローで、自分の生涯収支をシミュレーションしてみましょう。

 ここでは、計算を簡単にするために、老後、退職後の日常の衣食住については、年金でまかなえるものと仮定します。
 
まず、生涯収入はいくらになるでしょうか。
例えば、大卒でメーカーに就職した場合、初年度の年収が300万円、20年後700万円、40年後の退職直前で1000万円とすれば、2億7,000万円となります。これに退職金2,000万円~3,000万円くらいを加えると3億円となります。

金融機関なら、初年度400万円弱、20年後で1,000万円、40年後の退職間際で1,200万円とすると生涯年収3億8,000万円。さらに退職金がつくので、4億円を超えることになります。
 ちなみに、監査法人勤務の公認会計士もこのくらいです。これに、自分が獲得してきたクライアントがあれば、歩合的に上乗せされていきます。

 一方、支出はどうでしょうか。
 大きなお金がかかるものから5つをピックアップしましょう。
 それは、住宅、教育、自動車、保険、レジャーです。

 住宅ローンの元利合計、どんな物件を選ぶかによりますが、6,000万円としましょう。
 教育費、公立、私立の選び方によりますが、お稽古、受験予備校、学校の学費を計算してみましょう。自宅から通学する子どもがふたりいるとして、3,000万円くらい。
 自動車関係では、車本体の購入費と駐車料、車検、ガソリン代など、生涯に3台乗り換えるとして、5,000万円。
 生命保険は、3,000万円の10倍型、35年加入で、年50万円、35年で1,700万円ほど。
 レジャー費用としては、主に旅行と外食です。里帰りやディズニーランドなどで遊ぶお金として、年間40万円として、生涯2,000円くらい。家族で外食ということもあるでしょう。年間30万円として、生涯1,500万円くらい。合計3,500万円。

 以上の5項目は、家計の項目の上位5つです。
 これを合計するだけで1億9,000万円ほどになります。

 さらに、というか、これに先立って、所得税・住民税、社会保険料が控除されます。
だいたい年収の15%くらいで計算すると、年収3億円の人なら、4,500万円になります。

 ということは、天引きと家計の5項目で2億3千万円になります。
 残りは、7,000万円。
 これを現役40年で割り算すると、平均年間180万円弱、月額15万円ということになります。
これでもって、食べるもの、着るもの、水道光熱費、通信費、冠婚葬祭費をまかなっていかなくてはなりません。

 となると、ブランド物を買い漁るとか、モデルチェンジするたびに自動車を買い替えるとか、安易にお金のかかる趣味を始める、読まない本を買って積んでおく、という余裕はないことがわかってきます。

 起業を目指される方もすでに起業されていらっしゃる方も、まずは、この生涯キャッシュフローのシミュレーションをしみてください。

自分にとって何が一番大切なのか、優先してお金を使いたいことは何なのだろうか、自分の価値観がはっきりわかってきます。
また、家族で、今後どのような計画、予算でくらしていくかという話し合いのきっかけにもなります。
自分の価値観だけでなく、家族という、社会におけるもっとも小さな集合体の価値観というものも考えてみてください。
 なお、あくまでも、大雑把な数字で概要だけを把握するようにしてください。
 所詮は予算ですので、あまり細かい数字を追いかけても、当然に違ってきます。
 その違いを見て、一喜一憂することは、ストレスにしかなりません。


 お金のかかる趣味をしたい人は、大雑把な生涯キャッシュフローのシミュレーションに、必要な支出を足し算していけばよいわけです。
 それで赤字になるなら、どこかからか収入を増やすことを考えることになります。
 そこまでしてでもやりたい趣味なら、不思議なことに、自然に新たな収入源が見つかるものです。
 なんとなく流行に合わせて消費する人は、自分のキャッシュフローを意識していませんから、まず、新たな収入源は見つかりません。

 身近なキャッシュフローを考えることは、自分の将来、未来をイメージするための、簡単なきっかけを与えてくれます。
 ぜひ、取り組んでみてください。


 さて、今回の話は起業や仕事のヒントになりましたでしょうか。
 試してみてのご感想をメールで寄せ下さい。みなさまの成功を心より祈っております。
 次回もお楽しみに。
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