こんな本もあるもんだ・・・パタン・ランゲージ
「都市計画」というと、行政の予算書を見ていてもイメージがわかないところで、監査委員をしていたころも一番苦手な部分でした。
ところが、今になって、「都市計画って、こういうことだったんだ」ということがわかる一冊に会いました。
もちろん、部分的には反対意見も感じる部分がありますが、一連の流れを追って理解するにはよかったと思います。
内容としては、都市計画のデザインについて、コミュニティーの境界線を軸に解説、紹介されています。
街づくりに詳しいドイツやオランダの本かと思いきや、アメリカの本でした。
確かに、アメリカも開拓地でしたから、研究は進んだのでしょうね。
印象に残った点を1点紹介すると・・・
「コミュニティーに境界線を明確に儲けることで、そこでのサブカルチャー(特定の地域での習慣や慣わしという意味)が発展する。境界線が不明瞭だと安定しない。」
確かに、隣接する商店街、自治会、PTA、税理士会でもサブカルチャーがあり、けっこう特徴が明確になっていますね。
そう思うと、地元・自由が丘ってマスコミでとりあげられて有名ではあるものの、その境界線がはっきりしないことで、特徴が安定しないのも事実。
ビジネスでも、自分の境界線というか、「事業の定義」がはっきりしない「なんでも屋」って信用されないですよね(ワンストップ・オフィスというのは専門家の集まりだから、ああいうのは別の意味がありますが)。
最近読んだ哲学者の伝記(あくまでも伝記)で、「人々は支配されたがっている、だから支配者を求めている」というくだりを読んだのを思い出しました。
地域を限れば、サブカルチャーが明確に育ち、初めは望まれたリーダーが出現するけど、そのリーダーは次第に期待していないことまでし始めて、支配者だとか独裁者だとか呼ばれてしまう。
結局のところ、リーダーが悪いのではなくて、「誰か手を挙げてくれないかなぁ」という人任せをしているところに支配者や独裁者を許す隙があるのかもしれない・・・と思ったわけです。
国民には眠っていていただきたい、と言った大臣がいましたが、あれは、支配者でありたいという願望発言とも聞こえますね(タイミング的には、選挙対策かもしれませんが)。
もっとも、国民からの要望の中には、複雑な、難しい、面倒な、感情が対立するような仕事も任されているという点では同情できますが。
話は戻りますが、都市計画って何だろうとお感じの方には、ご一読(というより斜め読み)をお勧めする一冊です。
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