« ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2017) | トップページ | 「人財」という言葉と「バカの壁」 »

2020/05/07

海角七号 君想う、国境の南(字幕版) 2時間9分 2009

海角七号 君想う、国境の南(字幕版)
2時間9分 2009
プライム会員特典

以前、ラジオを聴いていたらこの映画が紹介されていました。アマゾンプライムで見つけたので観てみたのですが、もう11年も経っていたのでびっくりしました。
劇中、空港にスターが到着して、ファンがそれを撮影しているのですが、ガラケー片手に写メしていました。間違いなく当時の映画です。

1945年当時に書かれたラブレターを追体験するかのように、主人公のふたりの恋愛物語が進められていきます。
年配の方(といっても1920年生まれくらいの人?)が見れば、昔を懐かしむかもしれませんが、私の年齢の者が観ていても、そんなことがあったんだろうなくらいにしか感じられませんでした。やはり、戦争で引き裂かれた人間関係をたどるのは難しいと思います。
ただ、主人公のふたりについては、出会いから葛藤、和解、結実へとよくあるラブストーリーで、普通に楽しめました。

台湾のある田舎のリゾート地が舞台。
いろいろな事情を抱えた町の男たちが、バンドを組まされます。
外国の観光業者に地元の海岸を使われて、その割には町には恩恵が少ない。
そんなことから町興しのために始めた音楽祭に地元バンドも加えるという町長の発案から話が始まります。

1945年当時に書かれた手紙を含めて、5組の物語が同時に流れていきます。
1945年の敗戦と国境を乗り越えられなかったものと、諸々の抵抗を乗り越えた今の3組との対比が印象的でした。
1組は人妻への恋愛なのでかなわないものの、役のキャラも含めて、対比させるにはよい素材だったと思います(笑)

主演の田中千絵さんって、メークアーティストのトニー田中さんのお嬢さんなんですね。
ラブレターの秘密が明かされるとき、田中さんの演技は抑揚もなく学芸会みたいだったのですが、そういう演出だったのか、告白するシーンが苦手だったのか。何かあったんでしょうか。一緒に映っていた優香似の女優さんは普通に演技していたんですけど。

ラブレターは、当時、日本国から派遣されていた学校の先生が現地に残した(別れた)恋人に対して書かれたものです。
当時の先生は琉球から派遣されたと聞いているので、男性が帰った先は沖縄かな。でも、回想シーンで男は山高帽をかぶった紳士姿でしたから、寄港先は東京などの都市かな。また、手紙のあて名は日本名だったのですが、日本人として残っていられたのか。その女性と孫娘との葛藤に触れていないところも気になりました。その辺を書くと、歴史観や社会問題を意識した作品にならざるを得ないから、描かなかったのかもしれません。

クライマックスは盛り上がり、大団円って感じで、観劇後はすっきりできました。

|

« ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2017) | トップページ | 「人財」という言葉と「バカの壁」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2017) | トップページ | 「人財」という言葉と「バカの壁」 »